2013年06月09日

まちづくり第9期講義概要速報1号

a_ilst155.gif開講しました・・第9期まちづくり大学

まちづくり大学第9期は、本日6月10日、30名の受講生をお迎えして開講しました。  12月までの約6か月の講義カリキュラムは、このブログで講義概要を速報してまいります。  講義は文字による要旨と、IT最先端のU Steam 映像を通じて、ほぼ毎週お届けします。 

第一回 市長基調講義要旨
(当講義概要は、ブログ上で迅速にご一覧願えるよう要約してあります。詳細は、市民活動支援センターHPに記載中です)

mayor address.jpgまちづくり大学は全国でも珍しい大学で、行政のことを市民の方々に学んでいただいて、一緒にまちづくりを進めていく、そのノウハウをここで育んでいただくことを目的にしている。

その活動の場は、大阪狭山市のどの地域、またNPO団体でも、ボランティアでもいい。場合によっては大阪狭山市外でも、いろんなことを学んでいただき、一緒に地域づくり趣旨として作っていただく市民が運営する大学である。

いろんな取組み、大阪狭山市の取組みが高く評価されて、その内容が、去年もいくつかの本に掲載されているし、もうご存知かもしれないが、住みよいまちランキングでいつも上位になっている。

一昨年は講談社が50歳以上の住みよいまちとして、大阪狭山市は4番目に住みよいまちということであった。そして去年は東洋経済で、年齢関係なしに、住みよいまちランキング2012ということで、全国800ほどの市の中で35番目、大阪府内では箕面に次いで、2番目に住みよいとこの大阪狭山市のことは評価されている。

それは市民活動が活発なまちで、いろんな所で市民の皆さん方が、役所と一緒になって、まちづくりに参加をしていただいているその成果が出ているものと思っている。

さて、まちづくりと進めるにあたって、まず市民の皆さん方と現状の事を、共通の意識を持ったうえで、いろんな取組みのお話を聞いてほしいと思う。


★AAA
まず1つ目は、3日前に政府が発表した出生率だが、1.41であった。一昨年は1.39、たしかに0.02ポイント改善されているのだが、2.07には程遠い。まず人口減少の真っただ中にある。

★BBB
もう1つは核家族化。家族の人数がすごく減ってきている。大阪狭山市でも3年前の国勢調査によると、1番多い家族の人数が2人世帯。これが27%だった。7年前以上までの統計があるら、その中で1番多いのが2人の世帯で約29%。30年前の1980年ころには4人世帯が39%という風に1番多かった。

私たちの年代が子育てをしている時は、ちょうどこの4人世帯のあたりがほとんど。 従って、標準4人世帯で1か月にいくらいのお金がいるか、お給料がどのくらいかなどの調査を標準4人世帯でしていたのである。

然し今は、一番多いのが2人世帯。そして次に多いのがなんと、今は1人世帯の26%⇒これが大阪狭山市である。

いろんな所で、家族の支え合いが無くなってきているということも想像できるわけで、例えば子育てをする。おじいちゃんおばあちゃんに面倒を見てもらっていたり、いろんな所で家族が助け合って、支え合ってという所がなくなってきている
mayor address.jpg
その代わりをするのが今、
@地域であったり、
A役所であったり
B保育所が必要になったり、
C子どもの育児の相談場所が必要であったり、
D子育て支援センターも過去にはなかったあ、今、大阪狭山市では活発に運営されている。

いろんな所で行政の出番が出来てくると。あるいは地域の支え合いが以前よりもまして必要になっている。

然しまだまだその支え合いが足らない。孤独死とか、地域の支え合いが無くなりつつあるという逆の方へ行っているので、ここを大阪狭山市は特に力を入れていきたいと思っている。

この人口構造はこれから、まだまだ変わっていく。 政府の予想では、これから40年ほど先の2050年には、家族の人数1人世帯、高齢者の1人世帯、65歳以上の1人世帯が5割以上になってしまうと指摘されている。

今は大阪狭山市が26%と言ったが、40%ぐらいになるだろうと。その40%のうちの半分以上が高齢者の1人住まいになる。これが政府の人口問題研究所の見方である 長期の先を見据えて、今何をしなければならないのかということを、我々は考えていかなければならないということである。

★CCC
それからもう1つは超高齢社会。もうすでに超高齢社会に突入している。大阪狭山市は23%の高齢化率だが、高齢化は決してマイナスのイメージだけではない。

地域で、大阪狭山市で活動していただく多くの方は高齢者であり女性である。地域にとっても活力になるのだから、これは逆に言いうと好ましいことでもある。

ただ急激に高齢化が進む。進み過ぎていると。例えば、高齢者65歳以上の人が7%の時から倍の14%に移るこの年数を比較したデータ―があるが、フランスの場合はこの7%から14%まで115年かかっており、スウェーデンの場合も85年かかっている。だからその間にいろんな制度の見直しが出来た。

それが、イギリスは47年、ドイツは40年。日本は24年しかなかったのである。急に高齢社会になってしまった。これは少し前にも予測はできたのだが、取組みが遅れていたというのはこれはもう否めない事実だということである。

★DDD
それからもう1つ押さえておかなければならないのは、経済情勢である。日本の今、株価が乱高下しているという、昨日は12,877円、日経平均株価は。バブル期、私たちが一番調子のいい時の3分の1である。

株価が下がって経済全体が冷え込んでいるということだから、これは我々税に直結している。 大阪狭山市の税収は、毎年ここ5年間減ってきている。

しかし、先ほど言いったように、必要な行政サービスは、核家族とか、あるいは地域の支え合いはまだまだ足りず、逆に役所の役割はどんどん増えている。

そこで今さらなる税収減、つまり歳入が減ろうとしているのは、自動車取得税。あるいは自動車重量税。これを廃止しなさいと経済産業省からくる。消費税が10%になるのだから、車の買った時の税金は廃止すべきだという風に国の方からも言われていて、自動車取得税は、都道府県の税金である。市町村には直接来ないが、間接で府に入った税金が約6.6割、7割近くが市町村に来ている。

大阪狭山市には、昨年の金額は約5千万円。自動車重量税、これも、4割は市町村に来ている。
大阪狭山市には8千万円。これがなくなったら大変なことになる。13千万円ほど毎年入って来ているのが、無くなる可能性がある。

我々市長会の方では、もし廃止するのであれば、これに代わる税金をしっかりと確保するように今交渉中である。

その他もっと怖いのは、固定資産税も見直すということで、私も直接経団連の副会長、日立製作所の専務さんとお話をさせてもらった。固定資産税の償却資産というのがある。普通お家でしたら、固定資産税は家に土地に税金かかるが、工場の場合は、いわば張りぼてのような器だから、資産は中身の機械の設備である。

だから今のところ、法律で建物に税金かけるだけでなくて、中の機械に対して税金をかけるという、そういう仕組みになっている。 高い機械を入れると、固定資産税が高くなる。資産は中の設備、機械だから、そういう仕組みになっているのである。

それを経済界は、器だけにせい、機械に税金かけるなとの要望が出てきており、それで議論をしているのだが、我々がもしも工場の火事があった時に、その価値がある機械を守りに消火活動をしたり、地域の消防団が動いたり、あるいは地域の防犯が、防犯パトロールに回ったりしているのは、建物だけではなく、中の機械も含めて、地域で、あるいは役所で守っているわけなので、それに対する税を払ってもらうのは当然だということで反論をしている。

ゴルフ利用税⇒省略

ということで、いろんな税金があるが、この税金が減った分がどこに負担がかかっているのか、そこまでちょっと考えていただきたいなと思う。、さらに市の財政が大変なことになるということである。

そういう風に税収も減って、人口も減って、核家族になって、子どもの数は減って、超高齢社会になって、景気が悪くなるという。こういう状況で、さてまちづくりをどうするかということを皆さん方と考えたいという風に思っている。

やがては、この大阪狭山市で、ゆったりと息を引き取れるように、最後までこの大阪狭山市で住み続けたい。私もそういう思いを持っています。出来れば、家で、住み慣れた家で息を引き取れば最高に幸せだが、実際は病院で亡くなる人がずっと多い。

★これは国の調査だが、病院で亡くなっている人が78%。自宅が12%。その他がある、自宅で息を引き取るのは1割強。ですけども自宅を望んでいる人が圧倒的に多い、

ではどうすればいいか・・・。病院に行かなければならないというのは、いろんな不安がある。その不安を払拭するために、医療や介護あるいは地域のお手伝い、こういったものを包括的にできないかということを今考えている。

皆で支え合うという、その延長線上の地域の場合はその1つでいいい、メインはお医者さんがグループになって、ある家庭の患者さんを共同で見ると。そして、いざという時には連絡を取って、24時間いつでも来てもらえる。あるいは1人住まいでも、介護する人が、ヘルパーさんが家から一番近い人がお手伝いをしに行く。そういう地域包括ケアシステムというこれをしっかり作ることで、住み慣れたところで、安心して暮らす。そして息を引き取ることができるという仕組みを作りたい。

現に今は脳卒中の連携をとっている。脳卒中というのは、循環器系の医療機関にかかる。血管の病気だから、倒れてしまった。一命を取り止めて、あと半身不随になった。リハビリをして家に帰ると、今度はお医者さんから今度理学療法士とか作業療法士とか、そういう風にかわって、家に帰ると今度は介護にかわる。 

医療と介護、そして社会福祉協議会とか、地域包括支援センター。こういったところと連携をとりながら、脳卒中の場合は今、協働でしている。 大阪狭山市の医師会も、病院も一緒になって、患者さんのそういうシートを作り、連携して、その病状が分かるように、そういう仕組みを、まだ一部あが取り組んでいる。

そういったことを細部までできるようにするのが私の夢であり、これを是非とも作り上げたいなと、国の方も今、力を入れており、それを先頭切っていけるようにしたいなという風に思っている。

★それから子育て。大阪狭山市のメインのテーマで子育て支援をしている。特に幼児期3歳までに、しっかりとした教育をしておくと、その人の将来が変わってくる。ですからここに、どれだけのお金を投入するか、教育費でもいいし、保育費でもいいし、幼児の教育にしっかりと力を入れることで、その人の学力あるいは社会性、そういったものが変わってくるというお話を聞かせてもらった。

詳しい話は私もわからないが「三つ子の魂百まで」という言葉がある通り、大阪狭山市はもう早くから幼稚園と保育所を一体にした施設を持っている。

大阪府でも初めて作った施設。これも視察団がたくさん来てる。幼稚園と保育所。幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省という、それを一緒にする。子育ては本来は1つであるべきだということで、そして保育所も私は教育だと、保育も教育だという風に思っているので、今日は畠山前教育委員長もお越しですけども、大阪狭山市は、保育所も教育委員会で担当している。

これも大阪で初めてです。就学前の子どもたちの保育はすべて一緒にすると。子育てに関することは全部教育委員会で、大阪狭山市は担当している珍しいケースである。

そういうふうに市民が起点と言うのは、その例えば幼児の場合は、子どもにあわせて、何を政策として取り入れるのか、どういう役所にするのかということが、そもそも市民が起点のまちづくりで、これは子育て支援とか幼児教育に限ったことではなくて全てである。

先ほどの包括システムもそうだが、自宅で最期看取ってほしいという思い。その思いから、政策をどうするかと。役所の側で、行政をしやすいからとか、そういう仕組みづくりではなくて、市民が起点で、いろんな政策を考えていく。このことが一番大切ではないかという風に思う。

★それから子育て支援では市民の皆さんがたくさん、学校現場へ入っていただいて、剣道の指導とか、英語の指導とか、あるいは学力が遅れている人の、子る。

そんな話を昨日発表させてもらったのだが、皆さん驚いておられた。剣道の先生。あるいは書道の先生。日舞を教えておられる方。いろんな所で、学校に市民が入っている。そのことで驚いておられていた。

それから、役所の方は、職員の人数を今、国の方でも職員の給料下げるとかいろんな事言っているが、もう私今年の4月でちょうど市長になって10年です。市長に就任して半年後に職員の給料をカットした。他所がどこもしていない時である。

★この近隣も。大阪狭山市の財政は大変だったから、私も含めて、職員の給料をカットし、あるいは職員を減らして、ピーク時と比べると職員の人数も150人ほど減っている。

ただ単に職員を減らしたのでは、市民サービスに影響が出ますから、一番減らすことが出来たのは、民営化である。図書館とか公民館、体育館、給食センター、保育所。そういった所を民営化した。

★それと市民の皆さん方にぜひとも、知っておいていただきたいと願うのは、南海トラフで、つい最近でだが、最終報告がありまして、マグネチュード7から8という風に、日本では経験したことのないような大きな地震が、起こるその確率が30年以内に6割から7割と。大阪狭山市にも大きな被害が出ると思う。

そのことを考えますと例えば地震が起こった場合に、今消防署、119番したら来てくるこの感覚で皆さん安心しておられるが、地震が起こった場合は、これは絶対むり。100%言い切れますけども、道路がふさがっているかも分かりませんし、火災とか救急車を必要とする人たちが市内のあちこちに出るから、とうてい皆さんのところにはいけない。

市役所の職員も420人ほどだが、こういう大きな地震が起これば全員が市役所に集まることになっている。そういう風に地震、4以上の地震が起こったりとか、あるいは警報が出た場合、必ず職員は最低50人は集まるということに。ルールで決まっていので、皆さんのところに6万近くの人を4百何十人消防署員入れて、これは助けに行くことはできません。

★そのためには皆さんが、自らいろんなことを身に付けていただくということが大事で、救命救急の基本的な講習、あるいは初期消火。火の消し方、消火栓がどこにあるのかとか、そういったことをまず自分たちでできることを知っていただく。あるいは備蓄用品を整えてもらうと。そういう基本的なことをしっかりと市民の皆さん方に押さえてもらって、この大きな災害に備えてほしいというお願いをしている。

これは命を守るため、あるいは家族の命を守るためですから、ぜひともしてほしい。日中、大阪狭山市にいるのは中学生。高校生、大学生は出てしまうので、中学生にそういった時にはお手伝いをしていただこうということで、講習を受けてもらいる。 

★それから最後に、市民協働のことである。職員が限られた人数でどんどん増える仕事を、どうこなしていくのか。やはり市民と一緒に、市民の皆さん方のお手伝いと言うか、市民と一緒にまちづくりを進める。この基本ベース、スタートがこのまちづくり大学だが、まちづくり円卓会議という中学校区で予算を編成する権限をお渡しして、そこで自分たちの地域をどうよくしていくのかを、企画・立案・実行、すべて市民の皆さん方がしていただいている。

この市民活動支援センターある。当初、私が市長に就任した時は、市の嘱託職員3名で切り盛りしていた。市民活動を支援するのは、これは市民でないと、職員ではダメですと、どうしても上から目線でみたり、市の仕事のお手伝いをしてもらうという。市民を便利屋にしてはダメであり、市民の活動を支援するのは市民であるべきということで、今日、白井所長を中心に、お願いをして、市民活動支援センターは市民で、今、運営をしていただいている。

金剛駅前に交番所もどきがあります。交番所ではないが、一見交番所。これは市民の方がたが交代で、あの中で、防犯活動を行っていただいている。赤いランプをつけているので、一見交番のように見えますけども、実は中は、市民のボランティアの皆さんがずっとあそこで、夜10時までいていただいている。

それから地域の防犯ステーション。小学校の中に防犯ステーション。地域の防犯の拠点を小学校の中に、7校全部作りました。7つの小学校の中に、これも市民の皆さん方がその拠点として活動なさっていただいている。

警察署に泥棒がはいらない、はいりにくい。小学校に悪いものが侵入して危害を加えたりしている。小学校の塀を高くしたり、鍵をかけたり、防犯カメラをつくったり、そんなことはたやすいことだが、果たして子どもたちのためにそれはなるのか。高い塀の中で教育するよりも、極端には塀がなくても、囲いがなくても、安全で学べるような学校にしたいという思いで、地域の防犯ステーションを小学校の中に作った。

そのことで、防犯ステーション、防犯の拠点がそこにあるわけだから、悪いものは近づきにくいと。このことが、大阪府警本部の方に知れて、今では大阪狭山市発、大阪府内に百五十何ヶ所でしたかな、もう少し増えているかもわかりませんけども、どんどん増えているということである。

その他いろいろ市民活動は大阪狭山市、冒頭言いましたように活発であります。そういったことにこれから皆さん方もぜひとも参加をしていただきたい。


人間は一人では生きられないという動物である。お互いに支え合い、助け合い生きていく。人の幸せを見て、自分が幸せに感じるという、共生意識というものを持っている脳。こういうのが人間なので、大阪狭山市の中で幸せな姿、光景を見れば、それを見ているだけでも、大阪狭山市民が幸せになる。幸せな人を一人でも多く、作り上げると。そのことの役割を、皆さん方にもぜひとも果たしていただきたいという風に思っている。


ちょっと時間がオーバーしたが、12月までの6か月間。長丁場であるが、くれぐれもお体に気を付けていただき、12月の修了式には、直接私から修了証書をお渡しできるように祈っている。

   第一回開講式模様のU Stram 音声映像は下記のクリックでアクセスできます。

            開講式・市長基調講演収録映像 
      
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posted by machizukuri9 at 07:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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